2025年8月31日日曜日

名水の会 20周年記念イベントのお知らせ

 9/3追記

下欄に掲載のチラシの日付が間違っていました。

正しくは10月12日(日)開催です。(チラシ差し替え済)

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国分寺・名水と歴史的景観を守る会が創設20周年を迎えました。

下記の要領で20周年記念イベントを開催いたします。

ご参加をお待ちしています。

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国分寺・名水と歴史的景観を守る会

20周年記念イベント

日時:2025年10月12日(日) 14301850 (開場1400

場所:リオンホール (国分寺駅北口隣接 「ミーツ国分寺」5階)

定員:100名 事前申込不要(当日会場先着順)

参加費:無料  

1部 記念講演 14301600

「武蔵国の建国と国分寺の伽藍」-la期からlb期への改作が意味すること-

講師 須田 勉さん(考古学者、元国士舘大学教授)

古代律令国家が考えた国分寺建立という国家的事業を、各国の在地社会がどのように受け止め、どのように実施したのかを政治的・社会的動向の中で検証する。武蔵国分寺跡史跡指定100周年記念シンポジウムの成果に最新成果も加えて、武蔵国分寺に関する新たな視点のテーマで国分寺研究の第一人者が講演。 

2部 活動報告 16101650

名水の会20年の活動報告(スライド上映)

17回の公開講座、 メモリアルイベント、

学習会、諸国国分寺めぐり等

◆◇◆休憩・レセプション会場設営(約30分)◆◇◆ 

3部 レセプション 17201850

武蔵国分寺賛歌

■会員の渋谷富子:武蔵国分寺を題材にした短歌を発表  

■会員の畑中のグループによる演奏:音楽と語りで武蔵国分寺の自然と歴史を巡る、創作組曲「武蔵国分寺のいまむかし」

■ゲストのスピーチ(これまでお世話になった方々にスピーチをお願いします)

※軽食と飲み物をご用意いたします。

問い合わせ先:meisuinokai@gmail.com

主催 国分寺・名水と歴史的景観を守る会

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開催のお知らせチラシ




第3部 エスニック・キッチンの創作組曲「武蔵国分寺のいまむかし」詳細




 

2015年11月2日月曜日

シンポジウム・国分寺市東山道遺跡発掘20周年 東山道武蔵路調査の最前線―多摩郡から入間郡まで―

(2015.12.5)
定員80名
満席となりました。受付を終了いたします。(12/5)


国分寺・名水と歴史的景観を守る会の公開講座も、今回で第10回目となりました。今年は、国分寺市内の東山道発掘20周年となりますので、この節目に、府中市から坂戸市までの東山道武蔵路の最新の調査状況を展望するシンポジウムを開催することになりました。

ご参加をお待ちしております。

■シンポジウム・国分寺市東山道遺跡発掘20周年
東山道武蔵路調査の最前線―多摩郡から入間郡まで―

1995年、東京都国分寺市内で古代の道路跡が約340mにわたり発掘されました。古代道路そのものは各地で発掘されておりますが、これほどの長さを一度に調査したことは他に例がなく、この国分寺市内の東山道武蔵路遺跡(泉町地区)は全国的にも貴重な道路遺跡として注目を集めています。そしてこの遺跡の保存に大きく貢献したのが市民の活動でした。

発掘により道路遺構の全容が明らかになるとともにその重要性が認識され、開発によって消滅の危機にあることから、市民団体、学術団体などが積極的な保存運動を展開。これにより都市計画が変更されて貴重な遺構は残されることになり、東京都の史跡を経て、国指定史跡となりました。東山道について関心が高まりつつある現在、貴重な遺構を守り抜いた先輩たちの業績を振り返り、その上に立って、多摩郡から入間郡までの東山道武蔵路の最新の調査状況を展望する画期的なシンポジウムを開催します。

■日時:20151212() 14001800(開場1330

■会場:国分寺Lホール(Aホール) 国分寺駅ビル8階 

■会費:500円(資料代)

■定員:80名(申し込み先着順 必ず申し込みをしてください)


シンポジウムの概要

第一部 市民によって守られた東山道遺跡(泉町地区)340メートル      
1.東山道を保存する会の活動 報告:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
2東山道遺跡の保存に貢献した方々を偲んで 報告:小田静夫(考古学者)              

第二部 シンポジウム 東山道武蔵路調査の最前線―多摩郡から入間郡まで―        
基調報告・コーディネーター:酒井清治(駒澤大学教授)          
報 告         
●武蔵国府における東山道武蔵路について 野田憲一郎(府中市文化スポーツ部ふるさと文化財課
●武蔵国分寺周辺の東山道武蔵路     増井有真(国分寺市教育委員会ふるさと文化財課)
●所沢市東の上遺跡における東山道武蔵路 根本 靖(所沢市立埋蔵文化財調査センター)
●坂戸市における東山道武蔵路の発掘調査 藤野一之(坂戸市立歴史民俗資料館)   

※シンポジウム開催に先立ち、当日の午前中、現地見学会を行います(参加者20名まで)
西国分寺駅改札10時―東山道武蔵路遺跡―武蔵国分寺跡資料館―お鷹の道―不動橋―国分寺駅前12時半

■参加申し込み方法 (必ず事前に申し込みをしてください)              

112日(月)から受付開始。電子メールで125日(土)までに、お名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。定員に達し次第締め切ります。

◆電子メール:meisui.keikan@gmail.com 

※閉会後同じ会場で希望者による懇親会を予定しています。懇親会費:3,000円 

懇親会、現地見学会への参加希望は、その旨明記してください。

主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会  後援:国分寺市 国分寺市教育委員会
 
 

2013年10月9日水曜日

第9回公開講座「旧石器時代の日本列島―野川流域から日本人類史の起源を考える―」のご案内

定員に達しました。お申込み、ありがとうございました。


「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」の公開講座のご案内です。
今回で第9回となり、明治大学文学部教授の安蒜政雄先生をお招きいたします。

国分寺を水源地とする野川は遺跡銀座といわれるほど遺跡の多いところです。
なかでも野川遺跡に代表される旧石器時代の遺跡群は日本の旧石器時代研究に大きな影響を与えたことで有名です。そこで今回旧石器時代研究で知られる安蒜政雄先生に野川流域の遺跡群に焦点をあて日本人類史の起源をたどってお話頂きます。

会員以外の方もご参加いただけます。

■ 参加申し込み(必ず事前申し込みをしてください)     

下記の方法で115日までにお名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com  

※定員オーバーの場合のみ、ご連絡いたします。(定員:80名)

 
定員に達しました。お申込み、ありがとうございました。

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国分寺・名水と歴史的景観を守る会第9回公開講座
「旧石器時代の日本列島野川流域から日本人類史の起源を考える

講師:安蒜政雄氏(明治大学文学部教授)
日時:2013年11月10日(日)13301630
会場:東京都国分寺労政会館 第四会議室
会費:500円(資料代込み)会員は無料
定員:80名先着順(要事前申し込み)
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会
後援:国分寺市・国分寺市教育委員会・小金井市教育委員

 
■ 講師プロフィール                     
1946年、千葉県生まれ。1969、年明治大学文学部卒業。1971年、明治大学大学院修士課程修了。1978年、明治大学大学院博士課程修了。学位請求論文「日本細石器文化の研究」により文学博士。1991年、明治大学文学部教授。1993年、第2回岩宿文化賞受賞。2009年第2回スヤンゲ学術賞受賞。主な著書に、『考古学キーワード(改訂版)』(編著、2002年、有斐閣)、『考古学の最前線』(共著、2003年、学生社)、『住まいの考古学(共著、2007年、学生社)、『旧石器時代の日本列島史』(2010年、学生社)、『日本列島 石器時代史への挑戦』(勅使河原彰氏と共著、2011年、新日本出版社)、『旧石器時代人の知恵』(2013年、新日本出版社)

■ 講座概要                             
 旧石器時代の日本列島には、新旧二度にわたって大挙、ヒトが移り住んできた。旧移住は、アフリカに生誕した現生人類が世界各地へと拡散した波の一つで、ここから日本列島の人類史が始まる。その旧移住民は、本州の中央部に、沢山の遺跡を残した。野川の流域に当たる場所は古多摩川の河床で、点在する中州の所々にヒトが住んだ。今からおよそ三万五千年前に遡る、後期旧石器時代初頭の出来事である。

 旧移住よりも大規模で、後期旧石器時代中頃の二万五千年前に前後する新移住は、背景に、最終氷期の最寒冷期を迎える世界的な気候の変動があった。出現した陸橋伝いに環日本海旧石器文化回廊が開かれ、大陸と日本列島間のヒトとモノの動きが盛んになる。この頃、国分寺崖線下を野川が流れ、川沿いに数多くの遺跡が群集した。

 このように、野川の流域一帯には、旧石器時代の歴史動向が色濃く投影されている。そればかりか、野川流域遺跡群の一つ野川遺跡は、同遺跡の発掘前後で、旧石器時代の研究史を二分する大きな役割を演じた。そこで、野川遺跡と野川流域遺跡群をとおして、旧石器時代研究の歩みを振り返るとともに、日本人類史の起源をたどる。