2010年5月31日月曜日

日本ウズベキスタン協会主催特別フォーラム「最新中央アジア経済とキルギス情勢―成長過程に入った中央アジア―」

NPO 日本ウズベキスタン協会主催特別フォーラムのご案内です。

特別フォーラム開催6月12日(土)定期総会後2時半より
「最新中央アジア経済とキルギス情勢―成長過程に入った中央アジア」

[日 時]2010年 6 月 12 日(土)14:30~16:00(受付は13:30から)
[会 場]日本プレスセンタービル 10 階(千代田区内幸町 2 ― 2 ― 1)
[交 通]東京メトロ 千代田線・日比谷線 霞ヶ関駅 C4
     東京メトロ 丸ノ内線 霞ヶ関駅 B2
     都営三田線 内幸町駅 A7
     ※駐車場はありません。
[会 費]会員・留学生無料、非会員は1000円(先着200名で締め切り)
[パネリスト]浜野 道博(前キルギスタン日本センター所長)
       田中 哲二(中央アジア・コーカサス研究所所長・国連大学上級顧問)
       蔦 信彦(ジャーナリスト 司会兼務)

詳細・参加申し込みは、日本ウズベキスタン協会のホームページをご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/silkroad-uzbek/

2010年5月24日月曜日

[バス旅行]下総国分寺跡と古代の市川を歩く

先にもご案内いたしました市川へのバス旅行、まだ若干名のお席の余裕がございます。当会はじめてのフィールドワークです。まだお申し込みでない方はふるってご参加ください。
行きの集合場所と時間がかわりました。
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[バス旅行]下総国分寺跡と古代の市川を歩く  主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会

 天平13年聖武天皇は全国に国分寺を建立せよとの詔を出しましたが、そのなかで必ず好処を択んで建てよとあります。各地の国分寺は本当に好処に建てられたのか、それぞれの国分寺がどのような場所につくられたのかそれを検証しようということで、私たちは諸国国分寺めぐりを企画しました。その第一弾として、今回下総国分寺を訪ねます。同時に古代遺跡が数多く存在する市川を古代寺院と瓦研究がご専門の山路直充先生に同行解説をしていただいて歩きます。またとない機会ですので是非ご参加ください。

●予定コース
①伝承真間の継橋・手児名霊堂・真間の井(万葉集にも歌われた美女伝説に因む)→②弘法寺(多くの文人たちが訪れた古刹)→③須和田遺蹟(国分式、真間式土器の名が生まれた土地)→④下総国分僧寺・尼寺(どのような環境、地形につくられたかを探る)→⑤下総国庁推定地(市営総合運動場)→⑥和洋女子大学文化資料館(下総国府跡からの出土品他を展示)→※時間があれば法皇塚古墳(市川最大の前方後円墳)→⑦国史跡堀之内貝塚(有名な堀の内式土器の名が生まれた縄文遺蹟)→⑧市川市考古博物館(国府、国分寺などからの出土品を展示)
 
●同行・解説:山路直充先生(市川市立考古博物館学芸員、明治大学兼任講師)
●日時:6月15日(火) 午前8時50分集合 9時出発
●集合場所:JR四ツ谷駅麹町出口向かい 主婦会館プラザエフ玄関前
       (詳しい地図は参加者に別途連絡)
●雨天決行 雨具、昼食持参
●参加費:3,500円
●定員:20名(先着順)

2010年5月16日日曜日

5月学習会:出前講座報告(要旨)

日時:2010年5月14日(金)午後6時~9時15分
講師:中道誠さん(国分寺市教育委員会ふるさと文化財課学芸員)
演題:ここまでわかった武蔵国分寺
出席者:15名
配布資料:
①A4判・目次「ここまでわかった武蔵国分寺」―近年の史跡整備に伴う発掘調査を中心として―とA3判8枚
②武蔵国分寺年表(武蔵国分寺資料館解説シートNo.3)
③国指定史跡武蔵国分寺跡のパンフレット
④出前講座アンケート用紙

・中道さんが、出来るだけの資料を用意しますと話していただけに、資料作りにも映像作成にもたくさんの時間を要したことが解る講話でした。

・調査のあゆみから講話は始まり、映像と伴に遺蹟の概要(僧寺)、南門跡の調査、中門跡周辺の調査、5分間の休憩後、講堂跡の調査、塔跡の調査、塔跡1の調査、塔跡2と続きました。どの資料にも、調査成果と図面が添えられてあり、映像を見ながらの丁寧な解説を頂きました。

・講話後の質問では、「今は低く見えるが、塔1の基壇の高さは?」「金堂と講堂との平面積は同じというが、礎石の大きさがかなり違う。屋根は重層ではなかったか?」、「中門の発掘調査現場見学会で、隣り合わせた人に言ったことだが、当時は、中門から橋を渡って金堂へ誰でもが入ることができたわけではないのでは?」、「版築について、土はどこからとったのか。粘土化するには、通常石灰とニガリを入れて突き固めるのが基本だが、当時石灰は使ったのか?」、「武蔵国分寺建立に必要な大量の瓦の土はどこから?」、「南門跡は中軸線上よりかなり斜めなのが不思議だが?」、「七重塔の位置、塔1と塔2の関係と向き、真姿の池との関係は?」、「武蔵国分寺以外の国分寺で、武蔵国分寺よりもっと進んだ工人集団があったと考えられるか?」、「塔では相輪部の水煙が大事と聞いているが?」などの質問がありました。

・平成元年に初版が出版された『見学ガイド 武蔵国分寺のはなし』の改訂版が出来ました(定価400円)。武蔵国分寺のはなしがコンパクトに纏っています。
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史跡の発掘調査が終了し、歴史公園の復元整備が完了して武蔵国分寺の全容が今に蘇る日が本当に来るのでしょうか。知らなかったこと、分らなかったことが分る楽しみは、喜びだとつくづく思いました。歴史はロマンですね。
配布資料の残部が7部あります。ご希望の方は事務局までご連絡ください。